ビログ

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VRゲーム紹介「In Death」

 デモンズソウルやダークソウル的な世界観のローグライク弓ゲー。プレイヤーの武器は弓のみで直接攻撃武器はないが、一度に複数発射できる矢や炎の矢、毒を撒き散らす矢など特殊な矢がドロップアイテムやショップからの購入で手に入る。

マップは自動生成でプレイするたびに違う形になるが、ある程度のパターンを配置変えしてるだけなので新鮮味はあまりなく単調な感じがする。

特徴的なのは移動システムで、移動の矢を撃つ着弾した場所にワープするのと、スライド移動(スティック、タッチパッドでヌルヌル移動、平面ゲームと同じ感じ)のほかに結晶のようなものを投げてワープ移動する方法がある。
右手グリップボタンを押すと結晶を握るので、それを放り投げると落ちた場所にワープする。投げた勢いに合わせて飛ぶので、遠くに移動したいときは野球のボールを投げるかのごとくおおきく振りかぶって投げれば遠くにワープできるし、ちょっと移動するときはゴミ箱にゴミを放り投げるようにアンダースローでヒョイッと投げたりもできる。背後に向かって投げればバックステップのようにワープできるし、横に投げればサイドステップできる。
この背後や横などの視界外に移動できるのが非常に強い。
一般的な地面にポイントしてからボタンでワープするゲームだと、まず自らが振り返り、後ろを目視してからコントローラーを動かしポイントしてボタンを押さなければならないが、このゲームの結晶投げ移動なら前を向いたまま、敵を注視したまま右手だけを動かし背後に思った距離だけ移動できる。
非常に直感的ですばやく思ったとおりの移動ができる。この移動システムは多くのVRゲームに採用してほしい。

もうひとつ特徴的なのものに成長システムがあって、実績を解除していくとどんどんプレイヤーキャラが強くなるのだが、それに応じて敵も自動的にパワーアップする。そのため、実績を解除して強くなったぞ!と思って次の冒険に出かけると、見たこと無い敵が現れてパワーアップしたはずなのに難しくなっているということが起こる。
個人的にこれは好きになれない。強くなったなら、それを実感させて欲しいものだ。もっともプレイヤー自身のエイムスキルや避けスキルも向上していくので、そちらのほうではしっかり成長を実感できるが。

難易度が高いのでVR弓ゲーが得意な人、世界観が好きな人にはおすすめできる。